【庇】 7画 广(4) 準1級
[音] | ヒ |
[訓] | ひさし |
かばう |
《意味》
【庇う】かばう
【庇蔭】ひいん
【庇護】ひご
弱い者・力のない者などを、かばいまもること。
【庇】ひさし
「廂」とも書く。
《庇を貸して母屋を取られる》ひさしをかしておもやをとられる
- 一部の使用を許したため、やがて本拠までも占領されてしまう。
- 恩をあだで返される。
【庇保】ひほう・ひほ
かばい守ること。庇護。
【庇葉傷枝】ひようしょうし
細かいことに固執して大儀を失うこと。
法の細則を大切にするあまり、民をいたわる治世の本道を傷つけること。
枝があってこそ葉が育つのに、葉を保護するあまり大事な枝を傷つけてしまう意から。
「矯枉過正・矯枉過直・矯角殺牛」
【蔭庇】いんぴ
かばい助ける。
「庇蔭」
【曲庇】きょくひ
道理、事実または法律をまげて人をかばうこと。
「曲庇者」
【高庇】こうひ
他人の庇護を敬っていう語。おかげ。
「師の御高庇を謝す」
【雪庇】せっぴ
山の稜線から風下の谷側の空間に向かって張り出した、庇状の積雪。
「雪庇に踏み込み転落死する」
【眉庇】まびさし
「目庇」とも書く。